サーモフィッシャーサイエンティフィックでは、分子の創製から上市までの道のりに貢献する革新的ソリューションを生み出すため、新たな技術の開発・適用に常に取り組んでいます。この取り組みを真に反映するものとして、生産能力とイノベーションの双方に継続的に投資し、先進治療のためのエンド・ツー・エンドのソリューションを拡充しています。スピードと柔軟性、スケールを提供し、製薬企業各社が抱えるさまざまな課題解決に貢献することを目指しています。この目標達成のため、このたびマサチューセッツ州プレインビルに新たなウイルスベクター製造施設を立ち上げたことをご報告します。
初期開発、臨床開発用スケールアップから商用生産まで、細胞治療・遺伝子治療のバリューチェーン全体をカバーする総合的な技術力をお客様に提供するという戦略の一環として、プレインビルにこのcGMP準拠施設を新設いたしました。この結果、治験用・商用ウイルスベクター生産能力は大きく増強され、米国と欧州で6施設が稼働することとなります。300,000平方フィートの敷地に整備された最先端施設では、ウイルスベクターの開発・試験・製造を行い、マサチューセッツ州において約300名の雇用を創出します。持続可能な設計により建設された施設には、柔軟性の高いラボ・製造設備を整備し、倉庫および事務スペースが隣接しています。