パッケージングについて考え始める時期が来ましたか?

April 06, 2022 by Chris Howell (2 分で読めます)

カテゴリー | 治験関連サービス


この見出しが目に留まった方は、有望な前臨床試験結果が得られた方(おめでとうございます!)、次の段階の計画を考え始めている方かもしれません。

包装は、製品開発計画の成功に重要な要素です。製品開発経験があっても、初めての製品上市であっても、検討すべき事項や下すべき決定の多くは共通しています。

  • 包装戦略の構築にはいつ着手すべきでしょうか?

    最近のウェビナーにご参加いただいた皆さんの間では、この質問について意見がわかれ、そのタイミングとしてさまざまな開発マイルストーンが挙げられました。

    包装のエキスパートによると、包装については、開発プロセスを通して、すなわち、早期かつ頻繁に検討する必要があります。

  • 包装戦略の推進にあたって必要な人材や事項とは?

    製品の種類にかかわらず、上市前に頑健な包装戦略を構築するには、技術的要素と戦略的決定の双方を確保した包装計画が必要です。

    • 技術的要素とは、包装デザイン、安定性・輸送試験、シリアライゼーション(シリアル番号の割当て)、イラスト等の作成・開発、包装ラインの試運転・バリデーションなどです。
    • 戦略的決定としては、サプライチェーンの継続性、物流計画、上市準備を反映した決定を下す必要があります。

    このような技術力すべてを社内に備えている医薬品開発企業は限られているため、サポートを要する領域と外部委託パートナーは慎重に特定・選択することが重要です。

  • 上市計画にあたってはどのような選択肢を考慮すべきでしょうか?

    紙面の制約上、ここで数多くの技術的・戦略的選択肢について解説するのは難しいため、すべてを記載するのではなく、対応すべき最も重要な領域の1つであるサプライチェーンの継続性確保について考えてみましょう。検討すべき事項の例をご紹介します。

    • 包装は社内で行うのか、それとも包装業者に委託するのか?
    • 包装は製造所で行うのか、それとも別の場所で行うのか?
    • 冗長性を確保するために、同業者内の複数拠点を使用するのか、それとも複数業者を用いるのか?
    • 同一組織内で複数拠点の冗長性と継続性を確保できるパートナーはどこか?