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医薬品製造の世界では、患者さんの生死にかかわる判断はラボでのみ下されるとは限りません。速やかな判断が必要とされる重要な瞬間が配送間際に訪れることもあります。テネシー州メンフィスのある土曜日の朝、Marcusは冷凍庫の温度が許容範囲外になっていることに気が付きました。毎日2,000個以上もの低温輸送品を発送しなければならない施設です。温度上昇により1週間分の出荷品を廃棄するわけにはいきませんでした。修理担当者が対応しましたが、簡単には直りそうにありません。予備が必要であると判断したMarcusは、週末であったにもかかわらず業者に電話し、対応を依頼しました。組織の指揮系統に従って相談する時間はなかったのです。まもなく、数台の冷凍トレーラーが施設に到着しました。緊急作業員と協力し、氷を搬入した結果、1週間分の出荷品を守ることができました。そして日曜日、メインの冷凍庫がまた故障したとの通知を受けたMarcusは、自分の判断が正しかったことを知ったのです。現在、冷凍庫は正常に機能しています。このような問題が発生することはほとんどありませんが、万全を期して、施設内には常に予備の冷凍トレーラーを配置しています。